andLinux Beta2
今回から Windows 側とのファイルのやりとりに Samba を使うのが recommend らしい ( file 名に特別な文字を使いたい場合は Samba がいいと補足説明がある ) ので Samba を使ってみる。つっても Linux 側から見たい folder に対して共有設定をするだけなのでそんなに大変じゃない感じ。
- ( 前 version uninstall )
- folder 共有設定
- とりあえず "My Documents" を共有可能にする。というわけで property の共有 tab を設定。共有名は Linux 側から見える・設定する名前なのでここに注意を払うそのいち。あとは「許可するユーザー数」とかいうのは無制限だとアレだろうし 1 人に絞ってしまってもいいもんか検証するのもめんどくせぇということで人数指定にしたときの default の 10 にしてあるというテケトー具合。
- このままだとアクセスできるのが Everyone になってしまうので 「アクセス許可」の button を押して設定する。とりあえず Everyone 削除。で、 andLinux を触れる Windows 側の user と共有できればいいわけだから今 logon している user を追加。権限に関しては用途にもよるけどうちの場合は Linux 側から Windows 側にある source を make したりしたいので full-control を与えておく。
ここまでで事前準備は完了。早速 http://www.andlinux.org/ から minimal / XFCE version を落としてきて install する。途中の設定項目は以下のようにしてみた。
coLinux kernel | 0.7.4 |
memory | 192MB |
Xming install | yes |
screen | no (use primary screen) |
sound | no |
to | C:\Program Files\andLinux |
start-up | run manually as a NT service + use Windows shortcut |
register user | テケトーに |
file share | Samba |
shared folder | 上記で共有設定した folder |
permitted user | 上記で access 権を与えた user |
start menu | andLinux |
short-cuts | don't create desktop short-cut |
で、install 終了後に再起動させない。というのもさすがに OS の入った drive を 2.25 GB も喰わせておくのはイヤなので Linux image ( vdi file ) を別 drive に移動。うちの場合 Drives folder ごと D drive へ移動して andLinux を install した folder にある settings.txt を以下のように書き換える。あと beta1 と違って拡張子を変える必要はなくなったみたい ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20090114/1231925010 ) 。
# before cobd0=Drives\base.vdi cobd1=Drives\swap.vdi # after cobd0=D:\Drives\base.vdi cobd1=D:\Drives\swap.vdi
ここまでやって Windows を起動したあとに Linux 側の設定にはいる。流れは http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20090130/1233304154 と同じ感じなんだけど root の扱いや terminal 用 port に変更が入っているのでまた以下に列挙する。
- fltk console を起ち上げて login 。この際の user は install 時に設定した user 。その後 root に切り替える。今回から root password は知らなくていいという管理方針らしい。使う人と管理する人が一緒だとわかってるわけだから sudo で事足りるということなのかな。
- sudo -s
- とりあえず入ってる package を最新にする。
- apt-get update
- apt-get upgrade
- fsck の頻度を抑えるために Maximum mount count を設定する ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20090114/1231930670 ) 。
- tune2fs -c 64 /dev/cobd0
- time zone や日本語の設定。
- dpkg-reconfigure tzdata
- Asia -> Tokyo
- apt-get install language-pack-ja ttf-vlgothic
- dpkg-reconfigure locales
- update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
- Samba の細かい設定 ( refer: http://www.andlinux.org/forum/viewtopic.php?t=20 ) 。 /etc/rc.local を変更する。
- 名前が日本語の file が見えるように iocharset の変更と codepage の追加。そして実行権限をつけないように file_mode の変更を行う。以下の例で linuxuser とか WindowsSide とか sharedfolder とか書かれてるところは環境によって違うので動いているなら気にせずに。
# before mount -t cifs -o credentials=/etc/smbpasswd,iocharset=iso8859-1,uid=linuxuser,gid=linuxuser,dir_mode=0755,file_mode=0755 //WindowsSide/sharedfolder /mnt/win # after: mount -t cifs -o credentials=/etc/smbpasswd,iocharset=utf8,codepage=cp932,uid=linuxuser,gid=linuxuser,dir_mode=0755,file_mode=0644 //WindowsSide/sharedfolder /mnt/win
ここまで終わったら日本語設定を反映させるため一回再起動 ( shutdown -r now ) 。これから andTerminal ( xfce terminal ) をつなぐために Windows 側の設定をする。つっても以下の内容を拡張子 reg の file に保存して実行するだけなんだけど。注意点は "Port" の値が 0x0821 ( 10 進数だと 2081 ) になってること。 beta1 までは 0x1f91 ( 8081 ) だったのでつながらない場合は check it out 。あーでもここらへんははじめて andLinux を install する人には関係ないのかも。まぁ beta1 から使ってるひとは必要な設定なのでとりあえず。
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\andLinux\Launcher] "IP"="192.168.11.150" "Port"=dword:00000821
これで andTerminal でつなげるようになる。というところで最低限の設定は終了。必要なら 256 色化 ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20090228/1235919732 ) とか開発環境の整備 ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20090130/1233304359 ) とかをすると幸せになれる、と。