もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

家族がおいていったので読んだ。まず言葉遣いに違和感があるというのがひとつ。あとは面白いっちゃ面白いんだけどそもそも本である理由があったのかというのがもうひとつ。

まず言葉遣いの違和感てのから。おれてっきりこれラノベ的な流れで出てきたものだと思ってて、だからけっこうくだけた文体で Drucker の言ったことでアレコレするんだろうなーとか想像してたらなんていうのか、言葉遣いが古くて面食らったというオチ。文語体とかそういうんじゃないんだけど文章が硬い。あと台詞まわしがまず現代っ子は言わないような感じなので違和感が。

まぁひっかかるというだけで内容は読み進められるので本質的ではないんだけど、文体で拒否する人もいそうだなぁと思ったりした。あーでもこの本読むのは経営に関心がある人だろうからそんなに大きな点ではないのかな。

で、もうひとつの本である理由なんだけどおれわかんないんだよな。内容的にはあらすじのままで、どっちかっていうと Drucker の management http://www.amazon.co.jp/dp/4478410232/ をベタぼめしてるだけの内容。これ普通に blog で書いて affiliate で link はっとけばいいんじゃないかな、そのほうが検索もポチるのも言及するのも楽だしと思ってしまった。

言い換えるなら本にするほどの内容じゃない。確かに発想は面白いしきちんと物語に着地させているんだけど娯楽ではないし経営学まわりを考えるとこの本単体ではどうやっても評価されない、というところから考えると blog でてろてろやる感じの規模感なのに何故か本という。

対象者を考えてみても network に馴染みのない経営者の方…、は普通に Drucker の本は読むだろうし、経営に関心のある若い世代は network 経由で読めたほうがうれしいだろうし。対象層がいまいちわからない。教科書の萌え化とかそういう路線なんだろうか。

さんざんけなしてるけど Drucker せんせいがいいこといってるということを知ることができたので http://www.amazon.co.jp/dp/4478410232/ は買うよ !! って思ったときにすぐポチれたほうがいいと思うんだがなぁ…。