外交


昨日は大学時代のサークル仲間と飲み会だったわけだが、このサークルてのがクセモノで。もともと政治学の授業から講師を巻き込んで作っちゃったものなんだけど設立メンバーがクセしかないやつらばかりなのでまぁ無事に終わるはずもなくいやまぁ事故とかはおきなかったのだが色々疲れた。あ、政治学の授業というのは教養で取った授業のハナシ ( 前にもちょろっと書いたが俺が在学していた大学は入学してから大体 2 年間は教養という名で満遍なく授業を取らされるのでそのときのハナシ : http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20080319#1206035965 ) 。ちなみに俺の専門は情報工学。本当に基礎的な授業をやる学科だったのでソフトウェア工学は独学の部分が大きかった記憶がある。とかはかなりどうでもいい部分だな。

まぁ飲み会の模様を書いても後で読み返して面白いと思えないのでやめとくがこのサークルに巻き込まれた講師というのが細谷雄一センセで ( 今調べてみたら Wikipedia に記述があって驚いた : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%B0%B7%E9%9B%84%E4%B8%80 ) ヨーロッパとかイギリスとかとの外交関係だと実は凄い人らしいんだけど俺そっち専門じゃないから実は凄さをわかってないというか、人柄がほにゃらんとした方なので全然そう感じさせないというか。

で、俺が大学で学んだ特筆すべき 2 つのことがあって、そのうちの一つが本の読み方なんだけど俺はこの人からそれを教わった ( と思っている ) 。今では情報収集に Web というメディアがあるものの、ある分野に関しての情報のまとまり方や並べ方に関しては本の方が特性上有利なわけで ( 細かいところでは目が疲れにくいとか携帯性に優れるとかあるけど本質的じゃないな ) その利点を使えるようにしてくれたセンセには感謝してもしたりない。まぁそもそもが高校まで漫画の立ち読みすらしない人間だったんだけど。

1 週間に課題図書が 1 冊 ( 今思うと少なすぎる ) 出て読んで感想を書いてこいってものだったんだけど、政治学とか全然知らない世界だったので俺は最初から最後まで全部読んでたわけだ。活字に本格的に触れたのもそれがはじめてだったので最初は時間がかかって仕方なかった。本当に 1 週間に 1 冊が限度だったなぁ。で、そのうち読むスピードも速くなってきたあたりで以下のようなことに気づいた記憶がある。

  • まず目次で本の流れが大体わかる
  • 目次タイトルだけで言いたい事がわかる章 / 項は飛ばして問題ない
  • いきなり結論読むのもアリ、っていうか結論が前提だったりすることもある
  • 「あとがき / はじめに」に言いたい事が書かれてることも多い
  • 著者がどの方面にバイアスを持っているか知っていることが重要

etc 。で、まぁ上記の気づいたことを実践する機会は課題図書の関係でたくさんあったので有効だと実証することまでできた。なので俺は細谷センセに教わったことだと ( 勝手に ) 思っている、とそういうわけだ。

でまぁ、その細谷センセが本 ( http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%96%E4%BA%A4-%E6%9C%89%E6%96%90%E9%96%A3Insight-%E7%B4%B0%E8%B0%B7-%E9%9B%84%E4%B8%80/dp/4641178011 ) を出したそうなのでその場でもらって ( \yen;1,000 で買い叩いて ) きた。外交に関してさらっとまとめてあるみたいで俺でも読めそうってのがまぁもらった理由なんだけど。とりあえず読書キューに積んである。

でもまぁこういうのって例えばラノベとか文学小説なんかには適用しても意味がないよなー。ああいうのはなんつーかこう文字と戯れる感じが楽しいわけだから飛ばしてしまうとあまり楽しくはならないというか。でもある程度わかっちゃう人は読み飛ばしたりすんのかなー ?

もう一つの大学で学んだことってのは「やり方を見つける方法に長けておけ」ということなんだけど、書くとまた長くなるので別に書こう。