Notepad++ 日本語化

見返り優太


公式から返事が来た。とりあえず Download ページ ( http://notepad-plus.sourceforge.net/uk/download.php ) に上げといてくれたらしく、既に落とせる模様。ただ俺の名前が載ってないのは向こうさんが変更し忘れただけだと思うのだが、うっかり本名でやりとりしていたのに返信で気づいてじゃあまぁいいか的な流れ。俺は Chris Campbell 氏でも Kentaro Suzuki 氏でもないのでそこらへんは誤解なきよう。

後、公式以外にあると誤解を招くのでうちで配布しているファイルは削除しといた。次のリリース時に配布版に含んでくれるそうなのでわざわざ公式まで行って取ってくるのが面倒な人はそれを待つのも良いんじゃないでしょうか。

UA

コメントで伺か情報を頂いたので、 ls 氏のサイトを久々に覗いてみたり SAORI 関連の資料を漁ってみた。とりあえず俺のイメージの User Agent というのは秘書のような、人間の代わりにネットワーク的に色々やってくれる + いわゆる擬人化されたインターフェイス ( 入力含むよ ) を持つ ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20080328#1206721990 ) もの。タチコマエージェント・うーくん・アル etc 。

SHIORI / SAORI の外仕様書を読んでみて現状出揃っている技術を全部突っ込んで User Agent を実現するのは可能と判断。というか伺かには MacLinux での動作実績もあるので Web Service の汎用性を考えると OS に依らない User Agent 構築とかできてしまうなー。いやそもそも OS の役割さえも抱え込んでメモリ・マイク・ USB 端子・ディスプレイのみのデバイス上で UA があっちこっちの Web Service と連携して全て用が足りるような世界が妄想できる。あれー、どっかで聞いたことあるようなていうか今の Thin Client が歩もうとしてる世界 + インターフェイスが人間工学的に極めて高度ということじゃないか。なんだ、結局そういうことなのか。

問題として考えられる機能追加・カスタマイズの簡易さの根本原因は技術というよりは普及するかどうかだし、 AI を考えるより人口無能のがいいかわからんしなー。気づいてみたら OS 時代のマンマシンインターフェイス論と同じ形になってしまった。

歴史家

UA の話しがきっかけで ls 氏のはてなの方のサイト ( http://d.hatena.ne.jp/shibata616/ ) を見つけて面白くて今日までのエントリを全部読んでしまった。氏の書く文章はまぁ極論なのだがそれは極論であるとわかっていればよくて、むしろある事象に対しての調査能力と追加調査への情熱、元ネタを見なくてもわかった気になれる ( わかったと断言することは誰にもできない ) ほどの情報量が凄くてなんというか歴史のお仕事とか向いてるんじゃないかなーと思った。例えば塩野七生氏におけるタキトゥスのように 2500 年後の俺は ls 氏の文章を読んで 2000 年代のインターネット事情をわかった気になるだろうという印象がどうしても離れない ( 歴史を記している他の方もいるのは知ってる ) 。