Final Fantasy IV

Nintendo DS 版 ( http://www.square-enix.co.jp/ff4ds/ ) 終了。 original よりおもしろいかもしれない。というか original の記憶は風化しかかっているんだけど当時の印象を引っ張り出してくると地底に潜ってすぐにやりあう人形が子供の目には超不気味にうつったり博士と人造人間の博士の変身後が人外でやっぱり不気味だったり機械でできているっぽい顔だけの monster がやっぱり怖かったりで何とか clear したあとのおれの中ではダントツでもうやりたくない game No.1 に輝いていたりした。

でまぁ少し前から俺の中で FF series をやり直す的な流れで 1, 2 が終わって ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20100208/1265645186 , http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20100317/1268833986 ) FF3 も remake を play 済みなので ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20060909/1157808330 ) じゃあ次は FF4 だということとオハナシを忘れかけていたのでやり直そうという方向で手が伸びた感じで。上記の怖い image もけっこう遠いところにあったので障害にはならなかった感じ。

ここからダラダラ。あーネタバレがあります、多分。というか多分に。まず logo の character が Cain から Golbeza に代わっているのが個人的にけっこう驚きだったというか。 original だと元ネタのひとつである神曲 ( wikipedia:神曲 ) 内で最大の罪である「裏切り」をした Cain が前面に出てた気がしてたんだけど、 DS 版だと Theodore の苦悩というか Golbeza の贖罪的なところが main ぽい気がした。ここから本当に妄想なんだけど Cain て名前を見てしまうと Cecil が Abel にあたるような気がしないでもないんだけど幼なじみも実の兄貴も別にウソをついたわけではないんだよな。まぁ Cain は Rosa まわりでちょっと出し抜こう的なところはあったかもしれないけど。そういう意味で二人あわせて兄弟間のイザコザを表わしてるのかなーとか。

battle まわりの system はうーん、まぁ難易度調整も相まって退屈しなかったんだけど DS 版での要素はあまり成功していないような気が。 decant ability はどうしても FFV の system まわりと比べてしまうし比べてしまうとこちらは消耗品な上にホイホイ party member が変わるので使う時期を見いだしづらいという状況が。あとまぁ気分的に使いたくないっていうのもあると思うんだけど ( できるだけ original と同じ状況で play したいとか縛りとか ) そこらへんも考慮済みなのかいらなくても困らないという難易度だったこともわざわざ使おうとする意欲がなかなか出ない理由かもしれない。救済措置…、にしては考えるべきことが多い system のような気もするのでやっぱり character の customize が目的なのかな。

もうひとつ、ポーチカは…、うーん何かと冷遇されてる Rydia ( 黒魔法・召還に対する counter で Rydia が殴り殺されるもしくは Edge が爆死・凍死・感電死する ) の存在を考えると相性の悪い相手にはポーチカで対抗してねということなのかもしれないけどそもそも成長要素が mini game ってのがなー、あんまり好きになれないというか。個人的に mini game 的なものはいらない派 ( むしろそういった要素を本編にうまく織り込め的な方向 ) なので敬遠してしまった。

でもまぁここらへん無視しても battle speed 1 縛りで dark elf や Golbeza と死闘とか Rugeiyu に最速エリクサー 2 発勝負とか月の渓谷での先が見えない戦いとか普通に楽しかったのでさすがだなーとか思ったり。生かさず殺さずをわかってらっしゃる。

他のところでは明確にこれ失敗なんじゃと思うところがひとつあるんだけど map を埋めたら item がもらえるってのはあまりうれしくなかったというかそもそも auto mapping がいらないというか map 自体が余計というか。そういうことしちゃうとたいていの user は下画面しか見なくなってしまうのであまり dungeon の印象が残らないというか残らなかった。分岐を間違えた場合の手戻りも少なくなるので必然的に play time も少なくなるし。…まぁここらへんは難易度調整と想定時間の兼ね合いなのかな。個人的にはこの機能を on / off できるとうれしかった。

あとはやっぱり「声」なんだけど他はともかくもう Edge が兜光児にしか見えなかったので勘弁してもらいたかった。いやまぁ個人的なアレなのかもしれないけど。

オハナシはー、けっこうオトナ向けだったんだなぁということが今更ながらにわかった感じで。てかあのころの小学生がこのハナシをきちんと理解できたかというと難しいんじゃねぇかなー。とりあえず今やってみて十分におもしろかったのと別に怖い game ではないという認識ができたのはよかったかも。個人的に major series の中でもけっこう上位に浮上してきた。

最後に DS 版では全体的に party member が強化されていてちょっと驚いた。一番変わってるのは多分 Cecil だと思うんだけどこんなに白魔法覚えたっけ ? とか思いつつ tank らしい安定感をお楽しんだり Gilbart が一気に使える character になってしまっていてちょっと面食らったり Yang はもう「けり」だけしてればいいんじゃね ? みたいに流されそうになったりした。