ゲームアレコレ

Summon Night DS 版


この前 ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20080427#1209281426 ) の残りを全て片付けちゃおうかと思ったんだけど分けた方が賢いと思ったので今回は Xenosaga シリーズとサモンナイトシリーズについて書く。

Xenosaga シリーズ

Xenogeas がかなり思い入れのあるゲームだったというのと SF が好きというのが重なって Ep I 発表当時は今回はスペースオペラかーとかなりテンションが上がったモンだった。とりあえず錬金術とかキリスト教とか哲学とかいろいろ知っておくといろいろ妄想できて楽しいシリーズ。こちらから積極的に関わっていかないと楽しめないという意味でもある。それにスペースオペラは万人受けしないっていう話しも聞いたことあるのでかなり人を選ぶかもしれない。

  • ゼノサーガ I ・ II
    • Episode I ・ Episode II は PS2 でやってはいたんだけど I ・ II の II 部分のマトモさとオハナシのまとまり具合がいい感じみたい ( http://namco-ch.net/xenosaga1_2/interview/index.phphttp://namco-ch.net/xenosaga1_2/interview/vol2.php ) なので手を出した流れ。やはり Ep II の置いてきぼり感は凄かったのでというのと Ep III のために一回復習しとくかという意味もある。
    • オハナシは Ep I ・ Ep II を補完するシナリオがたくさんあって全体的にはゲームというより読み物に近い感じ。って Xenosaga シリーズはどっちかというと全編そんな感じか。まぁ話しの流れを丁寧に描いてくれているので ? が浮かぶこともなくなった感じ。
    • バトルシステムはわかりやすくて数をこなせる Ep I スタイルがベース。まぁ Ep II スタイルで RPG 2 本分の戦闘はこなせないと思うので当たり前っちゃ当たり前なんだけど。 Ep II スタイルはパズル要素もあって面白かったんだけどスターティングメンバーの選定から既にバトルと呼べるほどの緻密さだったのであれぐらいの短いオハナシでエンカウント数も少なくしとかないとそもそも続かないよなー。あと I ・ II には陣形って要素もあるけどこれはなんというか特筆するほどでもなかったというか。強いて言うなら Romancing Sa ・ Ga 2 の陣形に似てるかも。
    • オハナシに関しては I ・ II のほうが秀逸だけどシステムとか世界描写に関しては Ep I ・ Ep II のほうが絶対にいいので両方推奨というか。無難に Ep I -> Ep II -> I ・ II と進むのがオススメ。 I ・ II のオハナシを読みながら脳内で 3D 描写をするというのが正解な気がする。
  • Xenosaga Ep3 ツァラトゥストラはかく語りき
    • Xenosaga シリーズの最終幕というだけあって完成度は高い。賛否両論あった Ep II と比べると何かあったとしか思えないほど良くなっている。
    • オハナシ的にはシリーズを収束させる方向で全てが動いているんだけど収束まで持っていくために Ep III のスタート位置を前作からかなり飛んでいるところに持ってきているので戸惑うというか。 Ep II と Ep III の間に Web で公開された a missing year がけっこう重要だったので今は金を払わないと見られないのはちょっとツライと思う。
    • 戦闘に関しては属性や種族なんかで有効な技が決まっているというシリーズ中最も最近の RPG ぽい作り。一応ブーストや必殺技もあるんだけど両方が同じコスト ( Boost ゲージ ) を払うつくりなのでどっちか一方でも問題ないというか。難易度は凄い下がったと思う。
    • そういえば Xenogeas の Weltall ( 造形を見ると Weltall-2 ぽい ) みたいなのがオメガとして普通に出てきたりイドモードが発動されたり Heimdal ・ Brigandia ・ Stier ・ Renmazuo に良く似たグノーシスが四神柱ぽく扱われていたりマリアと Siebzehn ぽいのとやらかしたりとやりたい放題やってはいるんだよな。傍から見るとさすがに意匠面で訴えられたら逃れられないレベルなので大人同士の話し合いがなされたものと見てかまわないのかなぁ。

まぁネット上でいわれてた全 5 部作とかいうくだらないうわさを鵜呑みにすると、当初の予定に比べるとかなりオハナシを端折らなければならなかったっていう事情はわかるけどそれにしても全体的に飛ばしすぎというか何というか。虚数領域なんかのある意味裏設定は詳しく描写しなくてもいいんだけどストーリーの部分で置いてけぼりモード発動はやっちゃいかんよなーと思う。

ていうか時間的に連続しているお話しを 3 部作としてまとめる意味があったのかどうかというもなー。会社を立ち上げたばかりで一本作りきる体力がなかったのか実験的にやってみたのかわからんけど明らかに失敗よね。 1 作目で期待、 2 作目で中だるみ、 3 作目で大盛り上がりという進行を地でいってるし ( ユーザ数は I >>>>> II >> III な感じらしい ) 開発費もかさんでるんじゃないかなぁ。同じスタイルを取っているとはいえ Star Wars シリーズは歴史を描いてるので意味はあったと思うんだけど。

もういっそ今までの流れを無視して Xenosaga Ep I ( Xenogears 発表時での意味の Ep ) として今までの話しをまとめたもの一本作ればいいんじゃないかと思うんだけど、大人の事情がそれを許さないのは Xenogears との関連を最後まで否定したことでわかってるし Xenosaga という名前でここまでやっちゃった以上もうどうしようもないんだろうなー。

サモンナイトシリーズ

このシリーズも世界観を共有しているので一度ハマると抜け出せない。俺の流れは 3 -> 2 -> 4 というなんだかよくわからない感じで初代は実はやってない。のだけど一応 DS 版が今手元にある。キューに積んである感じ。

  • サモンナイト 4
    • 順調に戦闘システムがブラッシュアップされてきているので 4 くらいになると純粋に戦略 / 戦術に没頭できる。ていうかこのシリーズは前作のマズイ点を的確に直してさらにプラスアルファの要素を入れてくるので数字が大きいほどやりやすい。 2 -> 3 で召喚エフェクトの読み込み時間が短くなっていた上にスキップできるようになったとか 3 -> 4 ではジョブチェンジ条件がステータス値 -> 特定レベルでのスキル選択に変更されたとか。 4 ではサポートとか武器持ち替えとか防具加工とかお気に入り召喚獣なんかが新しいけどちゃんと馴染んでる。
    • 2 も 3 も世界の描かれ方にちょっと閉塞感があったんだけど 4 ではけっこう開放的というか牧歌的というか。まぁ 2 は封建的な国のハナシだし 3 は舞台が島国だしな。そういう印象が普通なのかも。
    • このシリーズは最初のどかにはじまって ( 心情的に ) 突き落としたり持ち上げたりが激しいのでクリアした後にどんなゲームだったかを思い出すといろんなものがかなりの濃度で混じりあった感じしか出てこない。恐怖もけっこうあるんだよなー。人間関係とか人の汚さとかみたいなものがさりげなく描かれているので下手なホラーよりも怖いって印象がある。 4 は割合そういうのが抑え目なので楽しくやれた感があるんだけど。
  • サモンナイトエクステーゼ
    • 4 のオマケ要素で出てきたのでこれも正統なシリーズなのかなと思ってやってみた形。
    • オハナシの持ってき方とか召喚の考え方はシリーズに共通するものと同じなんだけどアクションになっているのが一番の違い。プレイ時間もそんなにかさまないんだけどこれ ACT がやりたい人には物足りないはず。アクション性がそれほどでもないというか。いざとなれば召喚獣でゴリ押しでも何とかなっちゃうのが残念。
    • どちらかというとオハナシ重視だったりする。普段のシリーズでは語られないところなので設定好きな人とかにもオススメ。
    • マップが一枚絵のアクションってところで俺はどうしても月下の夜想曲が思い浮かんじゃうんだけど思い浮かんじゃっただけで何も繋がらないし広がらないなこれ。