関西テレビ x MMJ

ハーネス慣らし


なんか夏川結衣氏が出ている「無理な恋愛」 ( http://www.ktv.co.jp/muri/index.html ) というドラマをみかけてそのまま視聴 & 視聴継続決定してしまった。そもそもドラマシリーズはちょうど良くテレビで流れている面白そうな話ならその回だけ見るという人間なので全くの前情報ナシでいきなり夏川氏が登場したときは驚いた。というか夏川氏の相変わらずの可愛さに困った。俺との年齢差は一回り以上あるはずなんだが年下から見ても魅力的なのは何でなんだろうなー。

というのとは別になんか以前に見たことあるような見せ方だなーと思ったので調べてみたらやっぱり製作が関西テレビMMJ だった。俺は関西テレビ x MMJ は面白いドラマになるという持論を持っていてじゃあ「無理な恋愛」もその条件を満たしているので面白いはずという確信でこれを書いている。その持論はどっから来るのかというと以下のような推論からなのだがまぁドラマシリーズの ROM 歴は長いが腰かけなので的外れな点もあるかもしれない。

まず俺が面白いと思っているドラマが阿部寛氏主演の「アットホーム・ダッド」と「結婚できない男」であるというところが起点で、この 2 作品はそれぞれ専業主夫の増加と晩婚化という社会的なインシデント ( 問題ではない気がする。かといって誰かの意図で起こったことでもないのでインシデント。社会現象というとムーブメントも含んでしまうニュアンスなのでちょっと違うかなー。 ) をテーマにしているのだが社会的なテーマにありがちな抽象化と一般論という手法を捨てて非常に日常的に描いている点が印象深かった。まぁ抽象化されたものを見せられてもあまり面白いドラマになるとは思えないのだが ( オブジェクトの挙動をいくつも観察するのが面白い世界でクラス定義を読めば済むと主張するようなもん ) 。そういったインシデントに遭遇する機会のない人でも共感できるような個々の事例が提示されるので徐々に感情移入していってしまうというのと、そうした事例の連続した提示によって社会的なインシデントを理解できた気になれるというのが面白い見せ方だなぁと思ったわけで。

俺はこの 2 つのドラマを別個に面白いものだと思っていたんだが、アットホーム・ダッドの再放送で 2 つが似ているのに気づいてなんか関係あるんじゃねーかということで調べてみた結果、製作局がどちらも関西テレビ x MMJ で脚本・演出・プロデューサーが共通していたのだった。

で、「無理な恋愛」は団塊の世代の高齢化というインシデントがテーマになっているようで色々わかった気になれそうというか。あと堺正章氏とムッシュかまやつ氏のツーショットが渋すぎる。俺たちが時代を作ってきた。自負と虚栄。とかなんとか。というか両氏の自由すぎる空気を楽しむだけでも十分価値がある。まぁ俺は夏川氏が出ているという理由だけで観るけどね !!

あと余談なんだけど 3 作共通しているのはプロデューサーの安藤和久氏と東城祐司氏、音楽の仲西匡氏なのでこういう手法を思いついて実行しているのはプロデューサーのお二方なのかなとぼんやり思った。