アイデアのつくり方

[twitter:@yusukebe] 氏が Hokkaido.pm #4 でオススメしてた本。広告業のひとが idea をどう生むのかという方法論を書いたもの。納得するひととしないひとがいるかも。おれは納得しちゃったひと。

どこらへんで納得したかというと、おれのやり方としてある事象に対してわからないところまでつっぱしったあとにしばらく寝かせるというのが確立しているのであーまぁ共通点がなくはないかな、という感じ。けっこう下調べしちゃうほうだしねぇ。

あーあと Evernote はこの本のやり方を補助するのに最適ぽいなぁとか。影響が皆無ではないだろうしヘタしたら狙って作ったてことも考えられるんだけど Evernote の使い方の説明がこの本に書かれてる 1 段階目と 2 段階目そのままなんだよね。 account は作ったものの放置してたのでこれを機会にちょっと使ってみようかと思案中。

ふたつほど難点が。ひとつは訳がアレすぎて読みづらいこと。直訳もいいとこなんだけど翻訳作業こそ対象の本という特殊資料と翻訳元と翻訳先の言語や本の対象領域の知識という一般資料の理解がないと無理な創作作業だと思うんだけど実践されてないよねーとか。まぁ短いしなんども読めば何書いてあるかはわかるので本質的な問題じゃない。

もひとつ、解説のひとが 3 段階目を「データの組み合わせ」とか「意識的活動」とか書いてるんだけどこの時点でわかってないんだなというのがありありと。 data は組み合わせるものじゃないし意識的なのは 3 段階目以外と書かれてるわけなので。 2 段階目では data から情報を読み取って体に叩き込め、 3 段階目では意識的にやると bias がかかっちゃっていい idea にならないから無意識を使う、と James は言ってるわけで。こっちはなんかもう蛇足。

これくらいかな。おねだん以上の価値はあるとおもう。…久しぶりに entry 書いたな。