Dimora

Panasonic 社の Diga を対象とした http[s] を介した録画予約 service 。うちで使ってる Diga は 2007 年秋に発売されたものでその時期から service は提供してたらしいんだけどそもそも LAN cable を HDD video recorder につなぐという発想がなかったので ( 取説とか読まないで使うひと ) いままで知らずにいた。ただまぁその頃は有料だったみたいで 2008 年 4 月から無料に切り替わったらしい ( https://dimora.jp/dc/pc/etc/oshirase_0005.html ) ので知ってても使わなかっただろうなぁというのが本音。

でまぁ引っ越したときに LAN 端子がついてることに気付いたんだけど正直何に使うかわからなかったので ( firmware update は番組受信用の帯域でやってたみたいだし ) 調べてみたら http user agent を介して private network 内から一部の操作ができるらしい ( Diga Manager ) 。で、実際に試してみると番組名編集が keyboard を使ってできる以外は別にうれしいこともなく。まぁこんなもんかなーと思っていたら「外部予約サービス」とかいう文字が help にあったので参照してみたら Dimora だったという経緯。長いな。

あーちょっと愚痴なんだけど Diga から参照できる help に「一部有料」とか書いてあって Dimora の site の help を隅から隅まで呼んでしまったんだけどそれは 2007 年のハナシであって今はもうウソなので Panasonic 社は update してここらへんの表記を改めるべき ( 機器内蔵の help なので追従できてない ) 。紛らわしい上に多分客逃してる。

で、肝心の使い勝手は上々というか Diga の interface を相手にするより楽に扱える。番組表を経由した予約の速度あたりは PC の性能に左右されると思うんだけどそれでもリモコンで操作するより断然楽なので申し分ない。個人的に vimperator でも操作可能 ( help 以外。 mouse click event しか拾わない category 別折りたたみとかやめていただきたい ) なのが point 高い。

予約の反映速度も「即時」という言葉が当てはまるくらいで家庭内で server たててるわけでもなし、 IP address も DHCP で配ってるのにこれ仕組み的にどうやってんだろうなーと思ってちょっと調べてみたんだけど ( Diga から pull しにいくだけでは無理 & 非現実的な機能が実現できているので多分 Dimora 側から対象の Diga を直接 control してる ) 最終的に UPnP を使って Dimora と Diga を tunneling しているらしいことまでは推測できた ( NAT traversal で宅内と宅外のやりとりを経由している ) 。いや packet capture すれば一発だってのはわかってるんだけどいちいち間に PC 挟んでどうこうするのも面倒だからやってない。

まぁそこらへんはおいといてとりあえずこれからは Dimora を経由して予約を行うことに決定した。目の前に機器があるのにそれに直接触れないあたりが wired 全盛というか何か違う気がしないでもないんだけどまぁそのうち慣れるだろう。あーこれもしかしてアレか、大学時代に自前 media server をケータイから操作するための system 作ってた友人がいたけど ( 別の http server を経由して media server を動かすための script を駆動させてたみたい ) そういうのが遅れてやってきた感覚か。あーこういう感覚がわかってくると UPnP まわりをおもしろいと思えるのね。

一応ケータイからも操作できるみたいで設定もしたんだけどおれの場合予約し忘れとかがあまりない上に忘れたら忘れっぱなしというひとなのでそっちはあまり意味がない感じ。