cl.exe /help

VC++ 2008 Express Edition のハナシ。そろそろ IDE 起動して「新規作成」 -> 「既存のコードからプロジェクトを作成」 を選択するのもイヤになってきたので cl.exe を直で使うようにしようと思って title の command で出てくる help ( 主に option 説明 ) をつらつら眺めてたんだけどこれ日本語おかしくね ? 以下は一番最初に出てくる最適化関連の option 説明なんだけど、

                              -最適化-

/O1 スペースを最小化する                /O2 スペースを最大化する
/Ob<n> インライン展開 (既定値 n=0)      /Od 最適化を無効にする (既定)
/Og グローバルな最適化を有効にする      /Oi[-] 組み込み関数を有効にする
/Os コード スペースを優先する           /Ot コードのスピードを優先する
/Ox 最大限の最適化                      
/Oy[-] フレーム ポインタの省略を有効にする 

"/O2" の説明が明らかに最適化じゃないんだけど。これはたぶん gcc でいう "-O2" の実行速度最適化にあたるのかと予想しつつ MSDN 英語版の該当 page ( http://msdn.microsoft.com/en-us/library/19z1t1wy.aspx ) を開くと "/O2" は Creates fast code と説明されているので予想はあたってたわけだけど正直勘弁してもらいたい。ちなみに MSDN 日本語版 ( http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/19z1t1wy.aspx ) でもちゃんとコードを最速化します。と書かれているので単純に binary 作る際の翻訳をミスったというオチ ?

Microsoft 社だけではなくて Google 社の日本語もあまりよくわからないんだけど米国企業は localization はあまり重視していないのかと思ってしまうな。いやまぁ英語が母国語な土地にある企業なのでその他の言語を使う土地への配慮はどうでもいい問題なのかもしれないがある仕事の質が悪いというのは他のことに対しても身構えてしまう要因になるので localization をすると決めたのならきっちりやっていただきたい。