Final Fantasy

Final Fantasy series はたしか V から入ったクチで III は NDS の remake 版で、 IV は original でやっていたもの ( VI 以降は X までなら original でやっている ) の I と II は hardware の問題もあってやってなかったんだけどずっと気になっていたわけで。そんな状況で Play Station Network でみかけてしまった -> 半ば衝動的に購入という流れ。

少し調べてみたら PS 版は visual 面や bug fix を除いては original に近いモノとして移植されているようで ( wikipedia:ファイナルファンタジー ) Wii を持っていない身でも ( Virtual Console で original が配信されている -> http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_ff/index.html ) oritinal の雰囲気で遊べるというのはけっこうありがたい。一時期 PSP 版を買おうとした時期もあったんだけどいろいろ変更が入っているというハナシなのでちょっと危なかった。 PSP-1000 の重さ ( 重すぎてあまり電源を入れたくない ) に感謝だな。

でまぁ感想としてはやっぱり時代を感じるなぁという点が真っ先に出てくる。全編通して難易度はそんなに高くないものの job 選択によっては戦闘がつまらなくなってしまったり ( あとでやっちまったと気付く pattern ) 特定の item があるかないかで難易度に天地ほどの差が出てくる ( 救済措置という名の balance breaker ) というのは昔っぽい作りだなぁと思わざるを得ないというか。自分で memo を取りつつ攻略していって ( 今のように攻略情報が online でパッと手に入らない & 友人と競い合うというような時代だった ) いざとなれば最初からやり直す ( 作り的に dead lock にはまることがけっこう多い & clear までそんなに時間がかからないので踏ん切りがつきやすい ) という時代の産物。

とりあえず終わらせるのに全編通して求められるのが「忍耐」だというのがこの game の特徴かな。序盤は物理攻撃があたらない、中盤はマヒや石化などの状態異常を付加する通常攻撃をする相手に殴り殺される、終盤はいやしのつえなどを使用した HP 回復の routine work がタルい、全編で先制攻撃されることが多い + game speed が遅いので待ちぼうけになる時間が多い、「ちせい」という status の意味がないので魔法系 job が相対的に弱い、というあたり。まぁ最近の RPG の戦闘の方が現実的にはありえないんだけど design 的には失敗な点が多いなぁと素人ながらに思ってしまった。 Wizardry 形式の MP まわりは使いどころを考えれば十分有用だと思うんだけどというかけっこうおもしろかったんだけどいかんせん魔法自体の capacity が低いのでどうやっても disadvantage にしかならないといったあたりは非常に惜しい。てか今考えてみると物理系 job がないとこの game 難しいって level で収まらないな。黒魔術士のみで play とかは苦行のはず。

あとは赤魔(術|導)士が活躍している姿を拝めたのが個人的にうれしかった。 hybrid 職の宿命としてどうしても各能力が半端にされがちなんだけど終盤まで十分通用するというか一線で戦えるというのは以降の series ( といっても V くらいしか知らないんだけど ) にはあまりない scene なので赤魔導士 fan はぜひやるべき。

オハナシ的にはまったくの fantasy と思いきや実は…、という点とか player への語りかけとかが逆に新鮮に感じた。正直いうと終了後にあれ ? ハナシつながってなくね ? って思ってしまったんだけど narration 的なものの台詞まわしというか書かれ方がなんかよい感じでそこらへんどうでもよくなってしまった。うん、古典も古典、コテコテの古典なんだけど懐かしさを感じさせるのどかな感じの話なのでそういうのが好きな人もやってみていいかも。

最後に最近出た「光の4戦士」 ( http://www.square-enix.co.jp/hikarino4sensi/ ) も 1 作目の remake なのかなと思いきや実は違うらしいということがわかって ( 攻略 wiki の最初を少しだけ覗いてみた ) ちょっと興味が出た。 NDS というと IV の remake も確認の意味でやりたいと思っていたんだけど同じ stuff が作っているらしい。さらにいうと III の remake も同じ stuff が手がけたらしく remake III はおもしろかったのでそのうち手を出してみようかなと思っている。