アニメアレコレ

  • 魍魎の匣
    • いま見ている中で一番おもしろいかもしれない。といってもオハナシがどうということではなくて表現が興味深いという感じで。 1951 年のハナシだから戦後まもなくということになると思うんだけど、当時が実際どうなっていたのかはともかく警察の制服だとか家屋だとかがそれっぽいなぁと。一番それっぽいと思ったのは写真屋の娘が歩きながら歌を歌っているところだったんだけど、なんか歌い方がリンゴの唄っぽいというかテンションがそれほど高くないというか抑揚がない感じであーとか思ってしまった。
    • あとはまだ説明的じゃないところがいいというか。どうもおれは論理的に説明されるのがキライらしく、物語の途中でいきなり説明のターンになったり ( 「説明しよう !! 」は明示的に切り替えが行われているかつ短い時間できっちり説明する一種の芸なのでここには含まれないと個人的に思う ) 探偵ものとかで最後にうだうだやってたりするのを見てしまうともういいよととなってしまうひとなので見ていられる感じ。ってこれは前提条件か。
    • ここからは余談なんだけど他に見ていられなくなる原因としてレトリックにはまってしまっている / はまらせてしまっているものや、読者もしくは視聴者によっては容易に気付いてしまう謎の存在なんかがあるんだけど推理ものはこういうのが多いというか。いやそもそも読んだり観たりしてる絶対量が多くない上に最近の推理ものとかわけわからんので偏見だとは思うんだけど。
    • 推理もの限定でイヤだと思うのは情報量の少なさというか分解能の違いというか。物語の性質上どうしたって推理してしまうんだけど提供側が情報を限定できてしまうとか、出せる情報をすべて出したとしても視覚情報じゃなかったり回転できなかったり触れられなかったりして十分な情報が伝わらないというのはもどかしい。あとその思考はおかしいだろ ( 論理的につながっていないとかは論外で、おれの思考経路と違うだけでも理解しがたくなる、つまり好みの問題なんだけど ) というのもうぎぎとなる原因なのでやっぱりイヤな思い出しか残っていないというか。ここらへん諦めてしまって素直にその発想はなかったわと言えるかどうかだよなぁ。
    • というあたりを考えているときに名探偵コナン金田一はじめの事件簿が DS でコラボとかいう CM を見てしまってうわーとか思ってしまった。うぅむ。
  • まりあ + ほりっく
    • 落ち着かないというか小ネタがちりばめられすぎというか、その割りには安定してるというか。物語ではなくて演出を観るアニメ ? OP もなんというか芸大的な、体育館のようなだだっ広いアトリエで遊んでる的な感じなんだけど原色で塗りつぶした画面を次々と切り替えるのはやめてくれー目がー目がー :set background=dark しているわしの目は耐えられないんじゃー的な。
    • というわけで演出を楽しむものだとわかってきたので楽に観られるアニメクラスタに分類。
  • FLAG
    • 前回 ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20090119/1232452773 ) 素で忘れてたんだけどおもしろいような気がする。というのもカメラに詳しくないので本質的な楽しみ方ができていないんじゃないかとかそういう感じで。あとは日本語でジャーナリズムと言ってしまうとまた別の意味だと思うんだけど、そこらへんを描写されてもよくわからんのだよな。そもそも従軍記者がどういうものなのかすらわかってないわけだし。ただまぁわからなくても観る分には問題ないというか、変な誤解をしなければいいだけだと思うのでちょっと観てみようと思ってる次第。