執着

最近死ぬのが怖くなってきた。子供の頃漠然と感じていた意識が霧散する感覚とそれに対する絶対的な恐怖。今死を怖いと感じているこの意識は死んだらどうなるのか、無のはずなんだけど、宇宙というか漠然と広くて暗い空間に拡散していく感覚。なぜか断絶ではなくて永遠に空虚に置き去りにされるんだけど、本能的な死への恐怖がおれの場合そういうイメージで出てくるのかもしれない。

いつからだったか、これを感じることがなくなっていたんだけどそれを最近また感じるようになった。で、この感覚に気付いたときに笑っちゃったんだよね。執着してるんじゃねぇかと。なんか漠然とこのままいつ死んでも悔いがないような気がしてたんだけど、いまのおれはどうもそうはいかないらしい。怖いかつめんどくさいと思いつつも久しぶりのこの感覚は重要だよな。執着とはいえ大事な現世との縁だ。何しろもうひととして擬態しなくてよくなるかもしれない。

あとたぶん関連して最近恥ずかしいと思うようになったというか。ちょっといろいろ見直さないといけないかもしれない。

とか何とか。