マンガアレコレ

  • ダブルアーツ 3 巻
    • 非常に良い終わり方だった。非常に狭い範囲で絶賛していたので終わってしまったのが悔やまれる。どこかで巡り会えるなら是非また会いたい。
    • 成長ものなんだけど古味氏の描くキャラクターは精神的な芯の強さを持ち合わせている子が多いのでそういった方面ではなく、オトナや社会に対して、またはそこへ向けた成長を描くという感じ。ていうかみんないい子すぎる。強い子すぎる。ちょっとまぶしすぎて直視できない。おれにとってきちんと彼らを見ることができるようになるためにはたぶんもう少し消化する時間が必要だと思うんだけど、その太陽のような暖かさには惹かれてしまってつい読み直してぐおおとなるという。
    • 1 巻に収録されている読み切り "island" も含めて初心を忘れそうになったら読み返すだろう漫画のひとつになってしまった。ちなみにもうひとつは ARIAダブルアーツは太陽で ARIA は月のような感じだなぁ。
  • 鋼の錬金術師 21 巻
    • 中盤の中だるみ感が一気に締まってきた感じ。収束の流れなんだけどこういう流れは RPG のシナリオと共通項があるなぁと思った。って、具体例が CHRONO TRIGGER くらいしか出てこないな。あーどっちかというとドラゴンボールから連綿と続く漫画の王道進行なのかも。ガンガンてことで Enix のイメージが最初に出てきてたんだけど DQ -> 鳥山明氏 -> ドラゴンボールみたいな感じで混線したかな ?
    • でまぁ、見慣れた手法とも言えるものなんだけど本当にこれで完結しそうという期待感が「またか」という感覚にさせない。次があるように終わる可能性は商業誌である以上あるかもしれないんだけど、荒川氏がテレビアニメ化に際して言っていた「既に結末は決めてある」という一言がその可能性を否定しているというか。まぁどうなるかはわからんので一読者として妄想するしかないんだけど、漫画がうまく完結している例はあまり見ないので是非望む形で完結させてほしいというか。
    • なんだろうなーこれは。結末が気になるというのとは別に、たぶん一方的な共感や思い込みや連帯感なんだけど、ここらへんはキャラクターやバックステージの描き方に 1 本筋が通っていることやちゃんとした調査が前提になっているっていう事実が原因なのかな−、つまりは尊敬しているというような。作り手として参考にすべきところが多い気がする。
  • もやしもん 7 巻
    • いろいろずるい。盛り上がりもあり安定感もあり長文もあり水と米のうまい地方に旅行したくなり勉強にもなって検索キーワードが豊富に載っている。これをずるいと言わずしてなんと言おう。まぁ安心してだらだら読めるタイトルなので年末年始に全巻買って ( http://www.mangazenkan.com/item/200.html ) 怠惰スーツと一緒にお楽しむのもアリ。