はてな RSS vs Google Reader

フィード ( RSS とかいつまでも言ってらんないお年頃 ) 事情を前回 ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20080305#1204721097 ) から何とかしようと思って手近なところ ( アカウントを持っている ) で試してみた結果。

  • はてな RSS
    • もちろん OPML 対応なので Sage からエクスポートして流し込み。
    • デザインを変えられるが俺はフィードリーダーに対して使いやすさしか求めてないのであまりいらない。これは公開設定を前提とした機能なのかなぁとは思うが、その場合の用途ってアイテムに対してのスターだとかブックマークによる自らの嗜好を表現する程度にしか使えないような気もする。ブックマークでは特定アイテムのみを集めたニュースサイトという運用もできるこたできるがフィードリーダーの場合は自然 S/N 比が下がってしまうしなぁ。
    • ただ疲れにくいように画面のトーンを落とすとか見やすいように文字を大きくするとかをローカルの呪縛にとらわれずに行えるのは利点。
    • アイテム表示が 30 件固定なんだけどあれー、設定見ても変更できるようなとこないな。次の 30 件をクリックするのは Autopagerize によって久しく忘れていた感覚なのでちょっと懐かしくもあり経験値がロールバックしてしまうような抵抗もありで色々考えてしまった。
    • んー、表示されたアイテム = 既読アイテムとして扱われてしまうのはどういうことなんだろう。あまり嬉しくないというか操作に慎重を要してしまうな。上述の次の 30 件問題と合わせてちょっと使いにくいぞ。
    • リンクターゲットを選べるのは frame を想定しているのかな ? 普通は _blank 指定だと思うんだけど ( 記事を読みにいくたびにフィードリーダーを立ち上げなおすのはちょwwwおまwww ) 例えばローカルに 2 ペイン切った frameset なリソースを用意しといて左側にはてな RSS を読み込ませるとかを想定してる ? うーん、ちょっと意図が読めない。
    • フィードごとに全文を表示するように指定できるのは嬉しいかもしれない。これがあると例えばしょこたん☆ぶろぐとかは写真一枚 + 文章数行という構成なのでフィードリーダー上ですべて見てしまえる。中川翔子氏は ( キャラクタではなく ) 立ち位置が間違っていると思わないでもないがその突破力を含めて好き。とか味のないコメントはおいておいて。
    • キーワードウォッチ機能は del.icio.us subscription と同じような機能だと思ってとりあえず Game を登録してみた ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20080314#1205504888 ) けれども。まぁわからなくはないんだがちょっと先進的すぎるというかフィルタをもう一段階かますことができれば幸せになれると思う。 del.icio.us との違いはブックマークであるかどうかということ。ブックマークは人間の目というフィルタを通っているので自然 S/N 比は高いが、キーワードウォッチ機能のように機械的に色々なところから拾ってくるとなるとなーちがうんだよなーそもそもフィードリーダープログラマの美徳である怠惰の象徴と捉えているのでこうアレもコレも拾ってこられると自らによるフィルタリングが必要になって意味がないというか。
    • 全体的に後一歩という感が抜けないのよな。まぁまだ beta なので id:naoya 氏ははてなブックマークに注力しているようなので京都なのでという感じか。
  • Google Reader
    • こちらも OPML 対応なのでやはり流し込み。
    • フィードの一覧がタグをフォルダ名としたエクスプローラ形式で表示される。一段階しか適用されないけどこれはタグが多重付けできるからこうするしかないのか。あーこりゃ見やすいわ。タグを複数打ったフィードのアイテムを読むと全てのタグで既読が適用されるのもありがたい ( 普通の実装だけど ) 。適度にタグ打ってフィーリングで読み漁って終了 !! な生活が保証されている。
    • しかしタグの新規追加をどうやってやるのかがわからない。現在は設定 -> 登録フィードから適当なフィードのフォルダの変更を選んで新しいフォルダ... を選んで追加している形。これしか方法ないのか ?
    • リスト表示 ( タイトルのみ表示 ) 時にアイテムを選択するとインタラクティブに最初の方だけ表示され、選択したものが既読となる。これも直感的でいいな。ただ重いのがなーたまに固まるし Firefox 落ちるし贅沢かもしれん。
    • アイテム一覧をずずーっと下の方までスクロールすると AutoPagerize のようにどんどんアイテムが追加される。これもありがたいのだがやはり重いのー。固まる固まる。
    • スターをつけたアイテムのみをピックアップできるのはやはり公開設定が前提な機能な気がするけども過去を振り返る意味でも使えるな。この時期はこっち方面に傾倒していたとか俺の住んでいる界隈はー、とか客観的に見ることのできるデータとしても機能する。
    • トレンドのサマリも見られるのかー。どのフィードの既読率が高いかとかフィードごとの更新頻度まで出ている。あ、でも既読数でソート固定か。ここ既読率でもソートできんもんかな。ここまでインタラクティブにグリグリ動かしといてこれはナシってのは考えづらいのでそのうち実装されるかもだな。過去 30 日 / 曜日別 / 時間別の統計まで取ってるのか…。
    • こういったどちらかといえばマーケティング要素の強いデータは扱いに困るなー。自分の興味分野や Web 生活のリズムが端的にわかるっつーのはいいんだけども考えようによってはめんどくさい機能かもしれない。既読率という絶対的な数字がお前これ読んでないだろとか最近あまり読んでないよね ? とか苛んでしまう可能性。でもまぁこういったデータはいざ使おうというとき ( フィード整理や自分の Web 生活の客観視 ) のためにストアしておくものだしな。というか本当にこのデータがほしいのは Google 社なのかもしれない ( Google Analytics のデータ共有もはじめてしまったし ) が。適当に流してここらへんの扱い方を考えよう。
    • このデータが公開されていたら友人のサイト登録してあるのに全然読んでないとか丸わかりな事態になる可能性もあって面白い。
    • 全体的に使い勝手よいのだが重いのがネックよね。ざーっと流し読みしたい場合はここが引っかかるかもしれない。

というわけで Google Reader に軍配が上がった。重さや落ちたりするのには人間的に順応するということで。