動物のお医者さん

憂いの横顔


曲がりなりにも動物の飼い主になったので読み返してみた。のだが今見てみるとかなり古い漫画だなこれ。 1 巻の初版が 1989/4/25 て。 20 年前かー。菱沼さんのへそだしが煙たがられるわけだ。確か単行本を買ったのがドラマ化に合わせてだから…、 2003 年か。以外に新しい。いや嘘だ。大学前に読んだ覚えがあるぞ。というか雑誌で読んだこともあるような…。確か二階堂が猫をぬぐいまくる回だった覚えがある。わからなくなってきた。まぁいいか。

ウサギに関してはあんまりというかほとんど描写がないがネザーランドドワーフの挙動はスナネズミに通じるものがある。というかウイちゃんみたいな感じ。でも手で食い物を持ったりしないな…。紙も噛まないし砂浴びの真似もしない、のはウサギだからか。でも集団で飼うとハムテル家っぽく人間を人間として認識しなくなってしまうのだろうか。同じげっ歯類だし、コミュニケーション濃度が薄くなればありうる話しだがウサギで二桁はよほど好きな人じゃないとやってないと思うので実験は難しそうだなぁ。

というかやはり H 大卒の俺としては大学構内の描写が気になるわけで。ポプラ並木は確か 6,7 年前には既に幹が腐っていて倒壊の危険があるからと言う理由で立ち入り禁止だったし、 ( 少なくとも ) 5 年前には撤去されたはずだ。その年に珍しく北海道まで到達した台風がトドメをさしたんだったかどうだったかはちょっと自信がないがそのように記憶している。後、獣医学部と教養を隔てる 24 条の道路が太く立派になってしまって ( これは 7 年前くらいか ? ) 、 その上獣医学部は奥のほうまで行かないと見えなかったのでどこが入り口かわからずじまいだった。ただ太くなった道路は下にトンネルが掘られていて上を歩行者が通れるようになっていた ( はずだ ) のだが、これは動物のための配慮だったのかもしれない。

あとは現在 H 大は出願時に学部を指定する方式になっている ( 1 年間はみな同じ教養で学ぶのは一緒 ) とか、獣医学部生が使っていると描写されている食堂は教養と共用なので 1 年生と時間をずらさないとまず座れないとか、そもそも大学構内には学生用の食堂は ( 増えてなければ ) 5 つあるとか、最後のほうはマメ知識みたいになってしまったがそういうことだ。

話しを戻すと作中で北海道弁が全然出てなかった点が不自然だが、全国紙ということを考慮しての措置なんだろうかと思う。なぜなら全学人口の 60% はいる道外からの入学者でも 2 ヶ月あれば北海道弁に染まるからだ。なまら・したっけ・〜しょやくらいは習得しているはず。いやこれもマメ知識だ。

ただ時代が変わっても面白さが変わらないのはいい漫画の証拠だと思う。全 12 巻をするすると読んでしまった。