Life Hack

RTM とも絡んで妄想が広がっていったのでついでにまとめ。

Life Hack という言葉は世の中で単純に ( 仕事 ) 生活改善という意味で使われている気がするんだが、 Buzz Word の典型ではないかという疑問。原義は仕事効率の向上のための方法論なんだが、仕事は普通生活の上に乗っかっているものだし、そうでなくとも生業という言葉が示すように仕事是生活な場合もあるのでとにかく生活を改善してみようと取れなくもない。となると Life Hack = better living ( 生活改善 ) となって単に言葉を言い換えただけなんじゃないかという。

粒度を細かくすると枕を変えるのも結果的に Life Hack になるし旨いメシを食うことも Life Hack だ。抽象的なところでは生活水準の向上を図ることも Life Hack だし政治活動に参加するのも Life Hack ということになる。とりあえず分解してみた結果何も残らない言葉になってしまったんだが、なんか間違っているんだろうか ?

方法論という点に着目すると GTD は確かに人が共有できる知であることは確かだが、別に今まで暗黙知であったわけではなくアナログでも手帳を使っている人は既にやっていたことだと思う。ただまぁパターン化と明文化の 2 点は評価されてもいいと思うのだがそれにしても大陸の人はパターン化好きよね。多分明文化はパブリックスペースへの知の格納でパターン化は物事を記述するための方法なんだろうけども。

たまにデジタルによる生活改善を Life Hack と呼んでいる人もいるけどもそういう人は革命家。人の心の光を見せるにはまだあえてデジタルを前面に出さない ( 明和電機の人が Love Love 愛してる出演時に言ってた台詞だが最近真意を理解したような気がする ) 姿勢が必要なんじゃないのかな、と。