空中ブランコ

http://www.kuchu-buranko.com/

おもしろかった。いわゆる心療内科医モノなんだけどそんなに小難しくなく、いろいろな症例が出てくるもののあーそりゃそうなるよと直感で原因がわかるものが多く、なんというか現代の童話のような感じ ? 演出はスキキライあるかもしれないけどオハナシ的には癒し系 ( 広義 ) の気がする。

で、分かれる可能性のある演出なんだけどまず OP/ED が電気グルーヴ ( http://www.denkigroove.com/ ) というところ。えーとけっこう突き抜けた感があって anime の音楽ぽくないので挙げてみたんだけど個人的には好きだったりする。いやでも最近も墓場鬼太郎で anime の音楽やってんだな。

あとは画の作り方が実写と絵が混じってる場面があったりするんだけどこれは anime というくくりでいいの ? っていう疑問がまず出てくる。そういう意味で言うと熱心な anime fan のひとなんかはキライになってしまうんだろうなぁとか。多分その character の声優さんの顔を録って加工してるんだろうなぁと思うんだけど ( 最終話の古谷徹氏でそれっぽいことに気付いたので他もそうだったのかもと思っている ) 演技というよりは顔芸に近い感じなのでそういった大げささがイヤなひともいそう。

他には配色がけっこうどぎつい原色で柄はのきなみ水玉やら stripe やらなので目に優しくない感じなんだけどそれ以前にこういう感じはあまり見たことがないので食わず嫌いになってしまう可能性もありうるよなーとか思いつつ。

まぁここらへんの hurdle を越えてしまうとけっこうスッと入り込めるというか逆にそこらへんがおもしろい感じになってくる。つーか OP/ED が今のおれの音の趣味と合ってて飛ばさずに見てたというけっこう珍しいアレだったり。もっというと Shangri-La とかなつかしーなっていうかアレ、おれこれどこで聞いたんだっけ ? と過去への旅をはじめてしまうくらいで。たしかおれよりかなり上のひとの世代が first impact なんだよな電気グルーヴってー、と思ってたんだけど今見てみると Shangri-La は 1997 だ。あー単純に音楽の趣味の問題かー。あとたしかピエール瀧氏はミルクチャンとかファブリーズとかでちょこちょこ見てたよなー。とか何とか。

最後にというかとりあえずこの anime 見てて江頭が熱くなっちゃったのが #10 なんだけどなんつーのかな、使命感と結果としての自負ってやつだよな。そしてふとしたことで気付く乖離や重責や荷物と次代の実力みたいな何か。あとはそうだな、駆け抜けたという言葉だよな。元ネタであろうひとが実際どうなのかは知らんし知る気もないんだけどこういう人生はアリだと思う。