ATOK
友人がイイヨーイイヨーと勧めてくるのでそんなにいいのかと思って http://www.atok.com/ でいろいろ調べたら何も迷うことがないことに気づいたので導入決定。やっぱりクチコミで情報をもらうと興味を持たざるを得ないというかくそうおれもその話に混ぜろ的な気持ちになるよね。
てか DOS 時代は普通に ATOK 使ってたんだけど Windows に移ってからは IME というけっこうよくある状況で、今まで IME に対してこれといって不満はなかったんだけどすでに JustSystems 社に金払う気まんまんというか IME へ戻る選択肢がなくなっている。それくらいの違いがあることに気づいてしまった。
- 価格
- ライセンス 1 本 ¥8,000 。 ダウンロード版だと ¥6,300 ( http://www.justsystems.com/jp/products/atok/price.html#package05 ) 。
- で、 9 月上旬にはじまった月額 ¥300 サービスがある (http://www.justsystems.com/jp/products/atok_teigaku/ ) 。
- ダウンロード版を買ったとして月額サービスと比較すると 6300 * 300 = 21 months !!
- 正直 21 months も使うかなぁと思ったのと ¥300 程度なら…、というのが重なって価格面での抵抗はなくなった感じ。
- user experience
- 1 月試用できるというのでとりあえずそれをインストゥール。この段階でキーバインドを IME ライクにできることがわかってぬかりないなぁと思う。あと単語登録も引き継いでくれたのでまた東方関係の漢字をコピペする簡単なお仕事をしなくちゃならないのかという懸念も消えた。
- とりあえずデフォルトだと ATOK を off にしたときに未確定の文字列がそのまま確定されちゃうのがイヤなのでプロパティ -> 入力・変換タブ -> 設定項目 -> 入力補助 -> 特殊の中にある「日本語入力オフにしたとき入力中の文字列を確定する」って項目のチェックを外して OK 。ほかはいじるべき点がなかった。これだけでかなり好印象。というか IME にならされた状態でもサクサク使えてちょっと感動。
- そしてとにかくレスポンスがいい。 IME だとたまに変換候補が出てくるまでに delay があってその間にキーバッファがたまってイラついたりしてたんだけど 3 時間ちょっと使っててそんなことが全然ない。てか心なしか未確定文字列の表示さえも速い気がする。たとえると旧スパロボシリーズの限界反応があがる感覚。マグネットコーティングとかじゃなくてサイコフレーム級の反応の良さ。
- みんながいいよいいよっていう変換効率についてはデフォルトだとおれの嗜好とあわないのでじっくり染め上げる方向。というか長文の変換が一発なのがウリのひとつみたいなんだけどおれの場合おおくて 3 文節程度、すくないときは単語単位で変換をかけるのであんまり意味がないというか。変換対象の文節切り替えるのもめんどいしね。あとカタカナへの変換比率が高いみたいなんだけどカタカナ使うときは意識的に Ctrl+i 使うクセがあるので今のところ足手まといの感覚。まぁ使ってりゃおれ好みになるだろうということで。
- そして Tab で履歴からの補完を行ってくれるのを知ってかなり感動した。その後でなんで IME にはこれがないのか不思議になったりもした。
- あと細かいところで on/off したときに邪魔にならない感じでカーソルの上下に状態が出てくるとか、カタカナ -> alphabet の変換ができるとか ( えいとっく -> ATOK 。ケータイは CASIO ユーザなのでこれは知ってた ) は地味に便利。まぁ alphabet への変換は英語ができなくなる原因にもなっちゃうと思うので PC では使わないと思うけど ( ケータイだと慣れないのでこれがないとメールとか打つ気しなかった ) 。
- あーひとつ不満点。メニューとかプロパティに半角カナが使われてるのはちょとやだなと思った。詰め込んでる感覚とかひらがなや漢字との違和感とか UTF-8 encoding で 3 bytes 使われてるからもったいない ( あんま関係ない ) とかの negative なのが多いからかなぁ。てか positive なのはパッと思いつかないんだけど。
そして OS に標準でついているソフトウェアから専門でやっているところが出しているソフトウェアに乗り換えるというのも久しぶり。わかりやすい例の browser だとどうしても web 標準への準拠がどれくらいかってのがわかっちゃうし機能的にも IE 以外を使いたくなる要素が多いから乗り換えるための incentive も出てきやすいんだけど、こういう純粋に使い勝手に依存するソフトウェアはなかなか難しいよなぁと思う。そういう意味だと JustSystems 社のとった戦略は 1 回さわればクオリティが高いとわかるプロダクトの準備とさわるための敷居を限界まで下げるというモノで王道といえるんだけど、実際にこれができるかというとそんなにうまくいかないよなぁと思う。まぁ老舗中の老舗である JustSystems 社だからできたことなのかもしれない。
そういや Sleipnir -> Firefox のときもそういえば友人経由だったなぁとかはてなでもキャンペーンやってたなぁとか思い出した。おれ late majority 。