license

pluginManager.js の絡みで license についてふと考えてしまったんだけど今までと同じで New BSD License を使う方向に落ち着いた ( 実は今頒布しているものに関してちゃんと license の規定に則れていないのでこれからぼちぼち直していく予定 ) 。あとでいろいろ考えなくて済むように先に考えておくというハナシ。怠惰ともいう。以下考慮した各 license について雑感 & 思考経過。

  • no license
    • その software に対してどういう扱いをするべきかということの明示をしない、ということになる。ので扱い方がわからないから使いたくないとかいうひともいるだろうし逆にどんな扱い方をされても文句を言えないということになる。ここらへん気にするひとの場合使いたいけどライセンスわからない、問い合わせ先も書いてないっていうなかばイジメ状態になる原因でもある。のでこれは避ける。
  • オレオレ license
    • より一般に認知・理解されているものを選んだ方が面倒が少ないと思ってる。自分でここらへんのこと書けるほど知識ないし誤解を与えないように文章を書けるほどスキルもないので。既存のものがあるならそれを使えばいいじゃないという方向で。
  • Creative Commons
    • http://creativecommons.org/
    • http://www.creativecommons.jp/ ( 作品登録の anchor が search になってる。間違ってるぽい )
    • 最近たまに software に対して適用してるひとがいるのでちょっと見てみたんだけどまず Creative Commons の site で作品登録をしてそのときに発行される logo をはっつける的な flow が必要みたいなので software には適用できないんじゃないのかなという疑問が。あと CC の理念て音楽・映像その他文化的な作品の商業的な流通をより摩擦を少なくしてやろうとかそのために元ネタの特定をしやすくする ( 権利処理の関係 ? ) とかがあるっぽいので packaging して売ってるような software じゃない限り ( game とか ? ) 関係ないんじゃないかなーとか。
    • そもそも software 用じゃないと明記してある ( http://www.creativecommons.jp/faq/3cc/post_31/ ) 。
  • GPL / LGPL
    • http://www.gnu.org/licenses/gpl.html
    • http://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License
    • source code の公開に関してはそもそも vimp plugin は JavaScript で記述される -> interpreter 言語なので binary = source code 。考慮することが何もない。
    • 子孫においても適用されるという点はあんまり影響ないんじゃないかとは思うけど知らないひとがうっかりっていう状況の場合、おれ文句言いたくないし周りのひとに文句言わせたくないしうっかりさんが責められないようにしたいので見送り。
  • Apache License
    • http://www.apache.org/licenses/
    • http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/licenses%2FApache_License_2.0
    • わざと author の部分を消さない限り著作権表示は消えないはずなのでうっかりということはないはず。あとは Apache License 使ってますって文言を入れなきゃいけないんだけど PLUGIN_INFO の license 要素あたりにかいときゃいいので問題ないはず。
    • あと vimperator 本体が GPL なので compatible であるというのもひとつの理由。理由ってか前提か。これは New BSD License も一緒。
    • なんだけど再配布時に LICENSE と NOTICE という file を添付しないといけないのでここをクリアするのがめんどい。つかってもらうときにあんまり制約をつけたくないのでわざわざ NOTICE 書いて添付してね、っていうのを義務化したくないというか。
    • あと CodeRepos を頒布場所として使っているということを考えるとひとに修正して commit してもらう = 再頒布になってしまうし、その場合 LICENSE や NOTICE を含めた package としての頒布 ( zip とか ) は system 上無理なのでダメなのかもしれない。ただ、 "vimperator-plugin developers at CodeRepos" とかいう組織で管理していることにすれば再頒布ではなくて単なる修正ということになるからこれは問題ないのかな ? ここらへん教えてエロいひと。
  • New BSD License
    • http://opensource.org/licenses/bsd-license.php
    • http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/licenses%2Fnew_BSD_license
    • 再頒布時の制限が著作権表示のみなのでうっかり消しちゃわない限り誰も責められることがない。てかそれうっかりさんやない、確信犯や。あと日本の著作権法だと著作権侵害は ( まだ ) 親告罪なのでそこらへんも矛盾することがないというか。まぁ告訴とか面倒だからしないけど著作者人格権は主張できるのでわかってないひとにやんわり諭すとかできるかなぁとか。…たぶんしないな ( 面倒的な意味で。
    • あと著作権表示とはちょっと違うんだけど最初に設計を考えたり実装したりしたひと・組織の名前が載っているっていうのは使うひと読むひとにとってはかなり重要だと個人的には思ってる。そのひと・組織の設計思想とか coding rule とかを web 上で見つけて読んだり修正したりする手がかりにできるかもしれないしいざとなれば連絡を取って質問することもできる。修正するときもそのひとの設計を大事にできるかもしれないし、相容れないと思ったら自分で scratch から書くという判断もできる。というような意味で。
    • で、今おれが CodeRepos に commit している file は著作権表示が明示されてないのでちゃんとしなきゃなぁということでこれ以降 update したり新たに import するものにはちゃんと著作権表示がつく予定。