本格的に lookupDictionary.js に単語を suggest させる

id:teramako が「you やっちゃいな YO!! 」て言ってくれたので ( http://h.hatena.ne.jp/teramako/9234099550637892181 ) やった。最初にこのプラグインを書いてくれた + 変更を許可してくれた teramako たんに感謝。

http://coderepos.org/share/browser/lang/javascript/vimperator-plugins/trunk/lookupDictionary.js

それと昨日の説明は中途半端だった + 仕様をちょっと変えたのでちゃんと書く。

使い方

まず lookupDictionary.js のインストール。上記から落としてきたファイルを ~/vimperator/plugin/ 以下におく。次に辞書のインストール。 English (US) ( https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/3497 ) をインストールしてください。

Firefox を再起動すると以下のコマンドが使えるようになっているはずです。そしてその実行結果が 'available dictionaries: en-US' となっていたら ( 別途辞書をインストールされている方はそれらも表示されます ) 準備は終了です。

  • :availabledictionaries
    • 使用可能な辞書の一覧を表示します。

以上で :eijiro, :goo, :answers コマンドに対して英単語の suggest がなされるようになります。入力した文字列が suggest 結果にない場合 'not exist' と出ます。うろ覚え spell の確認等に使えると思います。以降は辞書っ引きライフをお楽しみください。

変数による設定は g:lookupDictionary_enableSuggestiong:lookupDictionary_beginningWith がありますが suggest を使うならいじらなくていいです。 suggest 使わない場合は以下を vimperatorrc に書いておいてください。

let g:lookupDictionary_enableSuggestion='0'

以下を書いておくと入力した文字列から始まるものだけが suggest されるようになりますが入力文字数に近いものしか suggest しないので結果的に候補が少なくなります。補完に頼らずに自分で全部打ちこむ場合なんかは間違えたら目的のものが現れないので有用かもしれませんがたぶん使い勝手は悪いです。

let g:lookupDictionary_beginningWith='1'

使う辞書の変更

別に使いたい辞書がある場合は https://addons.mozilla.org/ja/firefox/browse/type:3 にある辞書一覧から別途インストールしてください。その後 lookupDictionary.js のソースコード中のサイト定義 SITE_DEFINITION の中の dictionary プロパティを変更します。

英国紳士のあなたの場合、まず https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/3366 から English (British) をインストールします。その後でソースコードを以下のように変更します。

before:

const SITE_DEFINITION = [{
    names: ['eiji[ro]'],
    url: 'http://eow.alc.co.jp/%s/UTF-8/',
    shortHelp: 'SPACE ALC (英辞郎 on the Web)',
    xpath: 'id("resultList")',
    dictionary: 'en-US',
},{

after:

const SITE_DEFINITION = [{
    names: ['eiji[ro]'],
    url: 'http://eow.alc.co.jp/%s/UTF-8/',
    shortHelp: 'SPACE ALC (英辞郎 on the Web)',
    xpath: 'id("resultList")',
    dictionary: 'en-GB',
},{

再起動すると Queen'S English で suggest してくれるようになります。

サイト追加時の注意点

既にサイトを追加している場合やこれから追加する場合は使う辞書をインストールするのに加えて SITE_DEFINITION 内で dictionary プロパティを設定するようにしてください。例としてイタリア語の場合、 https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/3053 の辞書をインストールした後にサイト追加を以下のように行います。

{
    names: ['iwaiwakun'],
    url: 'http://iwaiwakun.com/dic/search.php/-/?q=%s',
    shortHelp: 'イワイワくん(伊和辞書)',
    xpath: './table[3]/tbody/tr/td[2]/table/tbody/tr[2]/td/table',
    dictionary: 'it-IT',
}

使える辞書サイトは http://www.kotoba.ne.jp/ で探すと便利です。ページリクエストが GET 形式で querystring 中に単語を指定できるサイトがよさげです。

技術的なハナシ

サイト定義部分を wedata に移すと夢が広がりそうだねー。